植物( 菱・柊・牡丹 )を図案化した家紋、植物紋の一例


● 菱紋
菱紋を初めて使用したのは、清和源氏義光流の武田氏である。
武田勝頼が天目山に敗死したのち、遺臣たちは再起をはかって世をしのびつつ各地に散ったが、彼らも何らかの形で菱紋を継いだ。

「寄せ三つ菱」は三菱財閥系会社の社章になっているが、創設者の岩崎弥太郎は武田一族のすえである。
使用家は、武田流のほかにも、大内氏、平氏良文流秩父支流、橘氏流、藤原利仁流、同秀郷流、などがもちいている。しかし、大部分は清和源氏義光流、すなわち甲斐源氏が用いた。

菱紋は二百十余種あり、家紋の数では第一位、形も武田一族の代表家紋である「割り菱」のほかに、重ね、三階、松皮、など、また折り入り、稲妻、唐花など多くのバリエーションがある。

● 柊紋
柊紋は、葉の数によって、一つ柊、二つ柊、三つ柊のようにいう、また、配列によって並び、抱き、違い、追い、巴などがある。

柊紋は、戦国時代には安威、上原氏が家紋として用いたが、徳川時代には大名の大関、市橋氏ほか六十七家の幕臣がもいいている。

主なものとしては、清和源氏義光流の山本氏、藤原氏利仁流の林氏、同支流の小出、早川両氏、日下部氏流の日下部氏などである。

● 牡丹
家紋として牡丹を用いたのは近衛家である。近衛家は、はじめ車紋にしていたものを、やがて家紋にした。

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